大杉挽歌

公園のヒマラヤ杉は、ドキドキしていた。

もうそこまで伐採は進んでいた。

街路樹の方は、あらかた幹から切られて

いよいよ公園の中に来るのは時間の問題だった。

なにかの間違いであったりして、計画の見直しはないのか?

自分で言うのはなんだが、50年以上ここに根を伸ばしてきた古参なのだ。

幹回りにも自信がある。だから切らないでおくれ!!

その日、一つの公園から一本の立派なヒマラヤ杉は消えました。