大杉挽歌

公園のヒマラヤ杉は、ドキドキしていた。

もうそこまで伐採は進んでいた。

街路樹の方は、あらかた幹から切られて

いよいよ公園の中に来るのは時間の問題だった。

なにかの間違いであったりして、計画の見直しはないのか?

自分で言うのはなんだが、50年以上ここに根を伸ばしてきた古参なのだ。

幹回りにも自信がある。だから切らないでおくれ!!

その日、一つの公園から一本の立派なヒマラヤ杉は消えました。

スライスチーズ

食パンにスライスチーズをのせて

トーストのスイッチを押せば

香ばしいにおいのだんだんしてくるね。

そして、コーンポタージュと一緒に食べるよ!

幸いかな幸いかな…

良き夕日

いい夕日だ。強い光線は目に突き刺さるようだ。

風は、穏やかに木々を音なく揺らし

5月の香りを運んでくれる。

そのように思う間に、ああ日は暮れる…

雨上がり

雨はやんでしまった。久しぶりの雨だったのに。

大気は少し洗われて、空気はうまくなった。

子供のころは、自然の怖さをわかっていなかった。

一人の無関心やわがままが、天変地異の引き金になっているのに…

そんな大きなことは誰にもできないさ。小さな気配りが大切と思う。