言葉尽くせず

目を閉じて歌を聴けば

その歌手の心が伝わってくる。

何を思い歌うのか?

言葉は尽くせず、声も尽くせない。

明確に説明できることは、この世には少ないのだ…

無理に理由を問うても無駄なこと。

ほら、なぜ山に登るのと訊くのと同じさ。

だから、その人を知ろうとすることだと思うよ。

静かな町

冷気が窓を通してやってきた。

今夜は久しぶりに本格的な寒さが来そうだ。

静かな町に、人もカラスも身を潜めて

真冬らしい真冬の夜に備えているだろう。

眼痛

右目の痛みが治まると、左目が痛んでくる。

右目が痛くなっているときは、なるべく左目で見ようと

無意識に体が指示していると思う。なので右目が良くなると

左目の疲れがでて痛くなる。体の調子が悪くなると

一番体の弱いところが痛み出す。私にとってはそれは目である。

これはすごく悪くすると大変なことになるので、摂生がとても大事だ。

前の冬

四季は巡り、前の冬と違う感じ。

余が老いたのか、星が老いたのか。

夕飯は、機械的にすすむ。

幸はどこに置き忘れてきたのか。