名月や春の嵐の夜半の風
月: 2021年4月
滑り台
雀さんツツジの花で滑り台
キャンプ
大王の墓もキャンプとなりにけり
古き歌碑への返歌
おおきみの若き桜よとこしえに墨のごとくに桜ちるらん
意思
左目より入りて
左足より出づる。
痛みの元は天にあり
意思は宇宙に満ちて
命を司る。
運命まで抗うのみ。
桜並木
北国の桜並木は見事哉
ツメクサ
ツメクサの杉のふもとにひっそりと
上空
上空に風は行き交い
雲の階段を渡る
春風は挨拶を告げて
ジェット機は通り過ぎた
今日はとても良い天気だ
校長
校長も行司も若くなりにけり
つつじ
雨降りて花一つ二つのつつじ哉
枝
切られても枝に花咲く桜かな
まわる
怒るな怒るな、お星はまわる
おこるなおこるな、月さま光る
落ち着け落ち着け、心は変わる
雨降りて
雨降りて煙りの中の桜かな
雨降れば
雨降れば恵みなれども花は散るらん
庭桜
誰も見ぬ静かに散れよ庭桜