苦手

私は人間が苦手である。

表層的に付き合うのは苦ではないが

その人の持つ個性の強烈であるものを

強く知ったとき、合わせ切れないからである。

それは私の個性が人の個性と相容れないということだ。

しかし、私は美を愛する。

それは現代にあっても古代にあっても先史にあっても

洋の東西であっても、装飾の美であっても、用の美であっても

その造形物に浪漫を感じずにはいられないということである。

しかし、これは間接的に人間の個性を愛することに他ならない。

私は矛盾するのだが、結局のところ人が嫌いで人が好きなのである。

苦痛を享楽したい

ええ、ええ私自身が病気でやむなく死んでしまうことは

仕方がないことであります。

そんなことより、家族やペット・親友が死ぬことのほうが

とっても恐ろしいです。

それにしてもですね、はい、いざ仕方なく辞世となりますと

心残りもないとはいえませんね。

残された命への心配ですよまさに。

人間関係の清算ですね。

今日はあいにく曇りですから

ある意味、私におあつらえ向きの感じですね。

できるなら余命は知りたいですが

天命ですから算命できません、もちろん。

こんな愚痴が出てしまうほど調子が悪ったのです。

それこそ命の覚悟を迫られるほどにですね。

今、これが書けているということは、今回は乗り越えたと思います。

ご心配をおかけしました。それにしても宮沢先生のようにはまいりませんね。