budouの独り言
眠けれどなかなか寝れぬ虫ら鳴く
ひぐらしの鳴くや無人の大学寮
雲の間に見えぬか見えるかお月様
近しくもない人間がずけずけと
悪しき手で小さき墓の若き王心優しき想いは残れり
あわれかな松の切り株死んだ蝉
天高く交差して伸ぶ松2本
ウクレレは箪笥の肥やしになりにけり
綿菓子を思い出す哉夏の雲
さわさわと猛暑の予感蝉の声
国策の五輪の陰で人は病む