寒戻りチャルメラの音の夜響く
月: 2022年3月
みやこ
雉鳴くを聴くこともなき都かな
ビル群
見なくても気付かなくても空は流れる。
山並みの木々は霞に煙って見えないよ。
嗚呼、寒き日の夜空の輝きよ。
巨大なビル群も天には届かないね。
私の心はゆとりを持つことを忘れてしまったみたい。
心の赴くままに、余裕を見つけよう。
鳥
支配者に負けずに飛べよ不死の鳥
悲しみ
悲しみよ海と共に深くあり
麦茶
ウイスキー麦茶と間違えむせる哉
コーヒー
朝一番珈琲苦し身は重し
自由
この世界切取り自由に逆戻り
雨
風吹かば雨身に落ちる春の日や
春の風
春の風心地良けれど夜寒し
年ごと
年ごとに右往左往するや春の昼
挨拶
挨拶も遠いとこから春の朝
いくさ
コサックの戦に世界は涙せり
ワクチン
大丈夫言い聞かせつつワクチンや
トイレ
何回もトイレで起きる我が身かな