葉桜の風ぞなきに香り散るらむ
投稿者: budou
ムツゴロウさん
動物の在野の天才天に行く
レム
レム睡眠見るは父の姿かな
ソテツ
散る桜間にひっそり蘇鉄かな
毛虫
道ばたを這う毛虫をまたぎける
影
幸不幸影のごとくに伸び縮み
百花
春の辺の桜ばかりでなかるべし
サクラサク
桜咲く頃に生まれたわが父よ
春霞
春霞山にかかるは薄化粧
明かり
姥桜廓の明かりの翳り哉
黒山羊
強面の黒山羊の角の曲がり哉
山羊
暴れ山羊撫ぜればかわゆし春の山
登山
初登山寒さ暑さの同居する
体調
体調のすぐれぬ時でも桜かな
つぼみ
蕾でも咲いても長き小薔薇かな