カナブンの溝に返りしジタバタと
投稿者: budou
蝉
蝉絶えて聴けぬに続く暑さ哉
鐘
夏銀河心の鐘や響くなり
山椒
山椒の葉っぱも枯れる暑さかな
こけ
石積みに苔挟まれしお盆哉
年
年食うてお盆生まれのまたサイレン
夜
蝉たちも暑さ凌いで夜になく
君に告ぐ
混迷のこの時代に、飛びぬけた至高の指揮者よ
天上に向かいその指揮をとれ!
幾億の民よ、その抑圧から立ち上がれ
汝自身の自由のために!
声②
明るみて大きな蝉の一声や
声
初蝉の声を寝床で聞きにけり
夜明け
夜明けまで狂い鳴けよキリギリス
風
雨音に風吹き渡る夏の夜半
雨
キリギリス鳴くは雨の間に間にや
空
スキハシコウ豊かな田んぼの夏の空
餺飥
山梨のほうとう旨しカボチャ入り