落つ蝉を蹴って鳴かせる人もあり
カテゴリー: 俳句
遠き日
遠き日の思い出浮かぶ蝉の音や
ひぐらし
あの山のひぐらしの声の風は吹く
夏の夜
夜聴くは蝉の声の子守歌
鰻丼
即席の鰻丼食べて土用哉
合間
降る雨の合間合間に鳴く蝉よ
街
昼も夜も騒がしき哉夏の街
自転車
自転車の轍になりし油蝉
カラス
烏さん木の中でほら雨宿り
雑音
雑音を消す蝉の声有難し
7月
7月も暑さいよいよ蝉合唱
備え
台風の上陸備えはや急げ
スクーター
スクーター乗らぬメットの蜘蛛の巣よ
暑き日
暑き日に死ぬかもbudouこれにあり
こだま
初蝉や遠くの空へ木霊する