budouの独り言
(こんな透き通った夜には銀河鉄道も現出する)
月明り冷えた鉄の列車ゆく
あわれかな秋の枯れたる蓮の茎
コロナ禍で神輿走らぬ秋祭り
コーヒーも突然hotに秋雨や
かたつむりのろのろ歩けよ道の跡
店の前江戸のすし屋か服並ぶ
弓張の見事なるかな夜の風
カラカラと葉っぱ転がる歩道かな
巻雲と入道雲が同居せり
この暑さ枝垂桜もしだれぎみ
葉だけでも甘い香りぞつつじ哉
朝なれど虫の声はたくましき
榧の実をうまいと食いし昔かな
鵯のけたたましきか式場や
闇夜にはカラスではなくカエル鳴く