払っても払ってもはる蜘蛛の糸
カテゴリー: 川柳
オルゴール
物寂しとまりかけのオルゴール
有岡城址にて
有岡城石垣の主はダンゴムシ
ポトス
睡蓮の葉っぱに似たるポトスなり
よき風吹きて
心地よき風に忘れるマスク哉
月の名
月の名も今はかぶれてストロベリー
雉も鳴かずば
荒川に迷いし鹿の瞳かな
水たまり
水たまり喜び踊る雀かな
コーヒー
一杯のコーヒーおいし山の中
違和感の顔
違和感の顔正体はマスクなし
麒麟に思う
荒波の砕けて散るはマムシかな
遊具
公園の遊具使えぬ遊び無限
鳩
轢かれるぞ車道の真ん中行く鳩よ
冷や汗
目は痛き冷や汗出ても生きている
火種
不景気は戦の火種なりにける