真っ青に浮雲ひとつ秋晴れや
カテゴリー: 俳句
蛙
愛しては命削らむ蛙哉
銀紙
焼き芋の銀紙めくる楽しさや
街道
跣にて行くは街道気持ちよし
枯れ葉
さすらいて風のごとくに枯れ葉人
羽釜
羽釜みておこげ食べたし秋の午後
空
真っ白く薄く破れた秋の空
山
木枯らしも吹けば山も綺麗だな
巣
本棚の蜘蛛の巣立派にかかりけり
柿
種無しと食えば歯を折る柿の種
花火
雨の降る隙つき上げる花火かな
風
喜びも悲しみもまた秋の風
音
おりんかな風鈴かな音伝う
駅
鶯の鳴き声借りて電車着く
水
吟行に水とスマホの初秋かな