風ひとつ花壇にそよぐ猫じゃらし
カテゴリー: 俳句
かたつむり
一茶詠む蝸牛だけで何句かな
雲
月と星共に雲の海を行く
シャボン玉
シャボン玉ふいて楽しや美大生
大合唱
名残惜しツクツクボウシの大合唱
虫
眠けれどなかなか寝れぬ虫ら鳴く
ひぐらし
ひぐらしの鳴くや無人の大学寮
雲
雲の間に見えぬか見えるかお月様
切り株
あわれかな松の切り株死んだ蝉
松
天高く交差して伸ぶ松2本
綿菓子
綿菓子を思い出す哉夏の雲
早朝
さわさわと猛暑の予感蝉の声
水田
水田に蛙の鳴き声二つ哉
はね
はねは折れ色はあせたり鳴く蝉や
夕立
真夏日に夕立降りて風は澄み