大空に心めぐらせ夏の月
カテゴリー: 俳句
初蝉や2
初蝉や真昼の夢か曇り空
初蝉や
初蝉や曇り空にこだまする
紫陽花や
紫陽花や枯れて咲けるもあわれかな
花
紫陽花と比べて短しクチナシや
くちなし
クチナシは枯れても残る花の香や
足
あっ踏んだ蜘蛛さん足を登ってく
窓の風
窓の風涼しけれどもうるさきや
鳥
鳥鳴きて梅雨はひと時休み哉
かも
見渡せば夏鴨の行く流れ哉
形
見上げれば形を成さぬ夏の雲
夜空
夜空見て心は駆ける夏の頃
スイカ
初西瓜種は小鳥のおやつ哉
コガネムシ
夏の風溝でバタバタ黄金虫
曇り空
曇り空ちらとも見えよ春月満ち欠け