窓あくと熱風くるや夏の夜
カテゴリー: 俳句
日傘
自転車の曇り日傘の女かな
夜の夏雲
月見れば夜風に動く夏雲よ
蝉寂し
日が暮れて鳴く蝉ひとつ寂しけり
長い梅雨
まだ明けぬ蝉も戸惑う梅雨長し
祝日
祝日は蝉も鳴かぬか昼下がり
露店
夜風なし海辺の夏の露店かな
空と雲
梅雨明けとみまごうほどの空と雲
鳴く蝉
断末魔子らに捕られて鳴く蝉や
梅雨の晴れ間
梅雨休み吹く夕風の心地よさ
梅雨の頃
梅雨の頃滝のように降り続く
真昼日
蝉もまた鳴かず飛ばずの真昼日や
蝉の声
蝉の声きくや昔の思い出や
初蝉
初蝉の鳴くや夢か幻か
長袖
再びの長袖とズボン梅雨寒や