繰り上げのスタート無念箱根かな
カテゴリー: 俳句
街並み
静まりし睦月2日の町並や
春の海
眼はうずき身はつらけれど春の海
冬の風
冬の風吹けばカラスは舞いあがる
拍子木
拍子木の有難きかな火の用心
目前に新年を控えて
鐘の音の幻聞こゆ晦日かな
あわただしき年末も慣れてきて
年の瀬に人は落ち着き戻りけり
蜜柑
年古りて冬は蜜柑と戻りけり
イブ
いつもより静かに思うイブの町
冬の日に飢えたる野鳥訪れて
オリーブの実は渋くともかじる鳥
みかん
冬ごもりこたつのおとものみかんかな。
氷雨
氷雨降り湿気あるとも火事はあり
しぐれ降るときに
目のうずく今宵の空は時雨かな。
前ブログ俳句集
行く道に9次元の枯葉舞い落ちる
ふと見れば手はふやけたり大掃除
寒風に揺れて花咲きハイビスカス
年を越せムンクの叫びや師走哉
かじかんでスマホかざすか何とかペイ
喜寿なりて手足しびれる真冬かな
鼻づまり左が通れば右つまる
あったかき師走のおでんおでん哉
エルニーニョラニーニャ来ない冬来たり
紅白の梅はバラ科と書かれけり
春2個も下五の春も俳句かな
北風に部屋に入り込む小蜘蛛哉
年賀状毎年出すか出さざるや
有明の月見て帰る忘年会
蓑虫も見ない通りの秋の風
蓑虫のあまり見かけず木枯らしや
火の用心
火の用心竿竹豆腐屋屋台哉