葉桜の風ぞなきに香り散るらむ
カテゴリー: 俳句
ソテツ
散る桜間にひっそり蘇鉄かな
毛虫
道ばたを這う毛虫をまたぎける
百花
春の辺の桜ばかりでなかるべし
サクラサク
桜咲く頃に生まれたわが父よ
春霞
春霞山にかかるは薄化粧
明かり
姥桜廓の明かりの翳り哉
山羊
暴れ山羊撫ぜればかわゆし春の山
登山
初登山寒さ暑さの同居する
体調
体調のすぐれぬ時でも桜かな
つぼみ
蕾でも咲いても長き小薔薇かな
芋
ポテトとは芋と油と塩である
蕾
早春の寒の戻りも蕾哉
山肌
春風に山の肌雲光りけり
眠り
春一番眠りの中で轟々と