芸術や時を超えるや素晴らしき
冬月
冬月に小雪のかかる真昼哉
地元
ブランド化地元の人は食べられず
橋
雁金ら橋の真上を渡り行く
夕暮れ
悲しきは雁金の鳴く夕暮れよ
鴨
淀川に点々揺らぐは鴨たちよ
散策
平野区に刀求めて冬深し
曇り空
曇り空心の奥もより暗く
阿呆
道連れに人を巻き込む阿呆かな
世の中
只者であれば渡れぬ世の中よ
雪
花びらに雪は優しく乗りにけり
熱気
大相撲客の熱気は懐かしき
氷
大寒や氷切り出す山の上
一羽
鳴くカラス駆除して残る一羽かな
あの日
棚の瓶割れて目覚めの冬の朝