いかなごを配って赤字のくぎ煮哉
土筆
ほら春だ早くとらねば土筆かな
花粉症
花粉症咳もくしゃみも冷たい目
菜の花
春風や線路の下の菜の花や
春日和
春日和眠気まなこの俳句哉
買い占め
流行り病寒風桶屋のちり紙かな
雨しとしとと降りつつ
年々に物忘れひどい閏の日
冬の工事
冬の間に道路工事をはや急げ
こぶし咲け
こぶしの木花芽蓄え春を待つ
寒さ緩むか
寒さも緩んでくれば、目のうずきも少なくなる。
絵画の鑑賞に行きたいが、流行の肺炎も気になる。
まだこの肺炎の見通しは誰もわからないだろう。
オリンピックは見に行けないが、
中止にはなってほしくないものだが、どうなるか。
紅白の梅
紅白の梅も膨らむ花壇哉
春間近
春間近浮かれておこすな火の用心
強き風吹きて
吹く風の強きに落ちず蓑虫や
長雨
長雨になりそうだ。
この流行り病を洗い流してくれればよいのに。
目の痛みほどほどに、耐えれる範疇を保てり。
数千年生きた小さな器は、ひっそり書庫の隅に収まっている。
雨は霧となって街を覆っています。
小蜘蛛
家に棲む小蜘蛛も顔出す冬日和