風吹きて色もつけずに葉を散らす
投稿者: budou
日差し
温かな日差し当たるやさくらんぼ
浮雲
真っ青に浮雲ひとつ秋晴れや
秋風
秋風はつむじを巻き、私を吹き抜ける
人は運命から、逃れられぬかもしれない
過去の行いを、私は忘れていても
その報いは、良かれ悪しかれ必ず訪れる
私はその運命さんに、お茶菓子をお出しして
お出迎えいたしましょう
LED
LEDランタン灯す駅員さん
青年
弱き目の人に寄り添う青年ぞ
千里
銅鐸を求めてやまず千里行
我が家
詫び朽ちて詰まる所の我が家かな
蛙
愛しては命削らむ蛙哉
銀紙
焼き芋の銀紙めくる楽しさや
街道
跣にて行くは街道気持ちよし
池
ゴイサギがとまる池の朽木哉
山
薄緑深緑の山美しき
枯れ葉
さすらいて風のごとくに枯れ葉人
豪快
わはははと豪快な声娘さん