夜会

秋風夜風涼やかに、秋の訪れ告げ行かん。

夜会のお誘い喜々として、春のごとくに心舞う。

我は根もなし浮きし身の、関公捧ぐ鬼殺し。

涼し夜風に身をさらし、汝の願いを捜さんか。

轟音

風は行き、雲は流れる。

清らかな大気は満ちて

飛行機の轟音は空にこだました。

窓からの景色は、夏から秋へと移ろい始めたよ。

次元階段

うまい料理を食べても明日になればまた腹が減る。

夕べのコンサートも2日経てば感動は薄れる。

その恋も成せればいつしかときめきを失う。

永遠の楽しみは何か?

汝の心の次元階段を上がれ。

永久の大きな願いによってのみ最上の楽しみはある。

それを見つけ死守せよ!汝の旗を高く掲げよ!

そして貴方の真に望むものは永遠にあり続けるだろう。

一条の流星

夜空に月は輝き、星々は巡る。

夜明けに、一条の流星は刹那に落ちた。

大英雄の命運は尽きたかの如く

思いは千里の時を巡る。

汝、嘆くことなかれ。

宙宇の塵となるまで命を算えよ。

人の世に生まれて人の世に残さぬものやあるべき。

何物か残るだろう。

渡る風

廊下を渡る風は、強く吹き抜けた。

窓より見える雲は、この夏一番の入道となり

その下の山並みの7倍の大きさで、青空に佇んでいる。

地上の喧騒は、車のエンジンの音と子供の元気な声。

真っ昼間に蝉は鳴かずに、静かに夕暮れを待っている。

万の鐘

美の流れは続き、万の鐘はなる。

さい果ての地から海は落ち、象は今日も地を支える。

コオロギは鳴けども姿は見えず、漆黒は今宵ビルを飲んだ。

ひと時

キイロスズメバチの立派なのが道に落ちていたよ。

寿命か、踏まれたか、襲われたか。

綺麗な姿のままだったよ。

短い命はつき、また巡るんだね。

そんな夏の日のひと時に、太陽は少し欠ける。

大杉挽歌

公園のヒマラヤ杉は、ドキドキしていた。

もうそこまで伐採は進んでいた。

街路樹の方は、あらかた幹から切られて

いよいよ公園の中に来るのは時間の問題だった。

なにかの間違いであったりして、計画の見直しはないのか?

自分で言うのはなんだが、50年以上ここに根を伸ばしてきた古参なのだ。

幹回りにも自信がある。だから切らないでおくれ!!

その日、一つの公園から一本の立派なヒマラヤ杉は消えました。

スライスチーズ

食パンにスライスチーズをのせて

トーストのスイッチを押せば

香ばしいにおいのだんだんしてくるね。

そして、コーンポタージュと一緒に食べるよ!

幸いかな幸いかな…

良き夕日

いい夕日だ。強い光線は目に突き刺さるようだ。

風は、穏やかに木々を音なく揺らし

5月の香りを運んでくれる。

そのように思う間に、ああ日は暮れる…

雨上がり

雨はやんでしまった。久しぶりの雨だったのに。

大気は少し洗われて、空気はうまくなった。

子供のころは、自然の怖さをわかっていなかった。

一人の無関心やわがままが、天変地異の引き金になっているのに…

そんな大きなことは誰にもできないさ。小さな気配りが大切と思う。

雨の車道

雨の車道を突っ切る車の音が

ひっきりなしに聞こえる。

子供の頃に聞いた音と同じ、あの頃を思い出すよ。

都会の真ん中で、満天の星々はきらめき、

流れ星も時折見えるよ。

子供の頃の夢か幻か…

そのような記憶にない思い出が

おぼろげに思い出される。

治まらぬ痛み

右目の眼痛がある。

もう3日つづいているね。

心は反対に冷静になっていく。

我が運命の痛みに

日は暮れても暮れても

治まらぬ苦痛の夜はやってくる。

首の運動

体が重い。気持ちも重くなる。

寒かったはずなのに、熱く感じる。

季節の変わり目に用心怠らず。

夜空をゆっくりと見回して、首の運動とともに

心に清涼を満たそう。月見れば千々にものこそ悲しけれ

大江千里は詠んでいるが、今は秋ではなく春だ。

だが、月を見れればラッキーさ。

晴れた空

晴れた今日の空は、澄んでいる。

雲はあるのだが、光量は多い。

この頃、気持ちは沈みがちだが

この空の明るさに、心も洗われるみたいだ。